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「読めない」を、「まだ読まなくていい」に。

見せ方をひとつ変えてみると、お子さんの気づきが動き出すことがあります。

「時計が読めない、そのときは。」のタイトルとともに、くっきりいろで色分けした午前・午後 2 枚の文字盤が並ぶタブレット画面 — 知育時計ふたときアプリの記事ヒーロー画像

「うちの子、時計が読めなくて」── そう感じたとき、まず疑ってみたいのは、お子さんの能力ではなく、いま見せている時計の見せ方のほうです。情報の量、入り口の角度、動いているという事実 ─ どれかひとつを変えるだけで、気づきが急に動き出すことがあります。読ませる前に、できることが残っています。

01

足すだけじゃなく、引いてみる。

情報量を最小に絞った知育時計ふたときアプリのまる×すっきりモード - 分の数字を消して 1 から 12 だけを残した、子供向けアナログ時計アプリの画面
情報を引くと、見渡せることがある。

時計が読めない子に、大人はふつう、分のつぶを見せたり、補助線を引いたり、「教えるための情報」を足したくなります。足してうまくいく子もいますが、足したぶんだけ混乱が深まる子もいます。

うまくいかないときは、逆に引いてみてください。文字盤の中の 1 から 12 だけを残して、外周の分数字を消す。色のついたまるだけにして、針が「だいたいどこにいるか」を読ませる。情報を引くと、お子さんの目が時計を見渡せるようになることがあります。

知育時計ふたときアプリには、情報量を絞った「まる × すっきり」という設定があります。足す方向と引く方向を、ボタンひとつで行き来できる作りです。お子さんがどちらの方向で気づくか、両方を試しながら探してみてください。

02

入り口は、その子の視点から。

時計を読みはじめる入り口は、お子さんによって違います。「正解の入り口」があるとすれば、それはその子ごとに違う場所にあります。

色から辿れる子には「みじかいはり、どこの色?」「むらさき!」のように、色を共通言語にする。数字から辿れる子には「みじかいはり、なんの数字のとこ?」と、数字で問いかける。お子さんの目に何がいちばん最初に届いているかは、しばらく一緒に時計を眺めていれば見えてきます。

大事なのは、大人が「知っている」読み方に頼らずに、お子さんの目線に合わせて入り口を選ぶこと。順番をお子さんの世界に合わせるだけで、最初の一歩がラクになります。

03

動いているところを、見せてみる。

1 日を約 24 秒で進める自動回転モードで針が回っている知育時計ふたときアプリの画面 - 空の色と太陽の位置が変わる子供向けアナログ時計アプリ
動きの素性を、目で追えるかたちに。

時計が読めない理由には、見落とされがちな可能性がもうひとつあります。時計が 「右回りにずっと動いている」 という事実そのものを、お子さんがまだつかめていない、というケースです。

アナログ時計の針は、ふだんとてもゆっくり動きます。短針は 1 時間かけて 1 目盛り、長針でも 1 分で 1 目盛り。じっと眺めても、ぱっと見は止まっているように見えます。動きの規則性が結びついていないと、文字盤の数字も色も、子どもにとっては「気まぐれに変わるもの」のままです。

ふたときアプリの自動回転モードは、1 日を約 24 秒で進める早送りです。背景の太陽と月がゆっくり昇って沈み、空の色が朝 → 昼 → 夕 → 夜と変わる。針が右回りに、規則的に進んでいく ─ 動きの素性が、目で追えるかたちになります。一緒に何回か眺めるだけで、時計の見え方が一段変わることがあります。

04

理由が、時計の外にあることもある。

読めない理由が、時計そのものと関係ないこともあります。文字が小さくて見えていない、色の差が見分けにくい、そもそも家の中で時計を見る場面が少ない ── 読み方以前のところで止まっていることは、案外あります。

色の見分けが気になるなら、色覚の多様性に配慮した「みんなのいろ」パレットに替えてみる。壁の時計が高くて見えていないなら、手元の画面で並んで見る。生活の中で時計を見る場面が少ないなら、「できごと」スタンプでご飯やお風呂の時刻を置いて、見る理由をひとつ作る。

ふたときアプリは、なにかを診断したり訓練したりする道具ではありません。ただ、条件を少しずつ変えて試せる作りにはしてあるので、どこで止まっているかを探る材料にはなります。

05

大人の声かけが、読みの手前にある。

時計を嫌がる子の多くは、時計そのものが嫌なのではなく、「読めない」と言われた経験、「早く読めるようになって」と急かされた経験のほうを覚えています。できないことを問われ続けるのは、けっこう堪えます。

「お友達はもう読めてるよ」「もう小学生なんだから、できないと困るよ」── 大人にとっては励ましのつもりでも、お子さんのなかで「時計=叱られるもの」と紐づいてしまうことがあります。一度紐づくと、ほどくのに時間がかかります。

「読めない」と言わせない、聞かない。代わりに、「いま何の色のとこ?」「みじかいはり、どっち向いてる?」と、お子さんが答えられるところを聞く。質問を変えるだけで、返ってくるものが変わります。

06

同じ景色を、一緒に見る。

進まなくなったら、無理に押さずに、いったん戻ってください。「まる × すっきり」に戻して、ただ眺める時間を取り直す。時計が生活のまわりに「ある」感覚が薄れているなら、教えるより先に、並んで座って眺めるほうが早いことがあります。

立ち止まるのは、後退ではありません。情報量を引いて、お子さんの目線に降りて、同じ景色を見る ── そこから、次の一歩が出てきます。

  1. 01. 情報を引く (「まる × すっきり」に戻す)
  2. 02. 入り口を選ぶ (色で聞くか、数字で聞くか)
  3. 03. 動きを見せる (自動回転で 1 日を 24 秒に)

どれから試しても構いません。戻ってやり直すのも、同じくらい普通のことです。

GUIDE

親子で読み方を育てる

「時計の存在になれる」から「きっちり読み」まで、設定の切り替えと声かけ例を 8 つのステップにまとめてあります。

親子の会話 8ステップを見る

試しに、開いてみよう。

時計を読む力は、教え込むものではなく、お子さんのペースで育つものです。情報を足したり引いたり、入り口を変えたり、動かしてみたり ─ いろんな角度から、一緒に時計を眺めてみてください。

ふたときアプリは、ブラウザで開くだけ。アカウント登録もインストールも要りません。「まる × すっきり」設定で、まずは一緒に丸い盤を眺めるところから、はじめてみてください。

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